文学その5

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

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鯉:岡本 綺堂(205-231)/231

ここまで話して来て、梶田さんは私たちの顔をみまわした。 Having talked so far, Mr. Kajita looked around our face. 「弥三郎はどうなったと思います。」 "What happened to Yasaburo?" 「鯉の腹に隠れているとは、捕り方もさすがに気がつかなかったんで…

鯉:岡本 綺堂(157-204)/231

つまりは鯉が取持つ縁かいなという次第。 In other words, it depends on the relationship that the carp has. 元来、この弥三郎は道楽者の上に、その後はいよいよ道楽が烈しくなって、結局屋敷を勘当の身の上、文字友の家へころげ込んで長火鉢の前に坐り込…

鯉:岡本 綺堂(112-156)/231

どうぞわたくしに免じて放生会をなにぶんお願い申します。」 Please do not hesitate to ask me for a life release. " 和泉屋は蔵前の札差で、主人の三右衛門がここへ通りあわせて、鯉の命乞いに出たという次第。 Izumiya was a rice broker in Kuramae, an…

鯉:岡本 綺堂(55-111)/231

で、みんなもあっとおどろいた。 And everyone was surprised. 「これは池のぬしかも知れない、どうしよう。」 "This is a pond, but what should I do?" 捕りは捕ったものの、あまりに大きいので処分に困った。 Although I caught it, it was too big to di…

鯉:岡本 綺堂(1-54)/231

鯉 carp 岡本綺堂 Kido Okamoto 一 One 日清戦争の終った年というと、かなり遠い昔になる。 The year when the Sino-Japanese War ended is a long time ago. もちろん私のまだ若い時の話である。 Of course, it was when I was still young. 夏の日の午後、…

源之助の一生:岡本 綺堂(40-85)/85

彼が小芝居に出勤を敢てしたのは、ある芝居師に欺かれたためであるというが、所詮は借金のためであった。 It is said that he dared to go to work in a small play because he was deceived by a playman, but after all it was because of debt. 人気盛り…

源之助の一生:岡本 綺堂(1-39)/85

源之助の一生 Gennosuke's life 岡本綺堂 Kido Okamoto 田圃の太夫といわれた沢村源之助も四月二十日を以て世を去った。 Gennosuke Sawamura, who was said to be the Tayu of the rice fields, also passed away on April 20th. 舞台に於ける経歴は諸新聞雑…

くろん坊:岡本 綺堂(411-468)/468

あの骸骨をあのままにして置く事はならねえ。」 You can't leave that skeleton as it is. " 何分にも屏風のように切っ立ての崖であるから、目の下にみえながら降りることが出来ない。 Because it was a cliff that was cut like a folding screen for many …

くろん坊:岡本 綺堂(364-410)/468

不思議といおうか、偶然といおうか、さきに木の上に投げ落されたときに、その片目を大きい枝の折れて尖っているところに貫かれたので、そればかりは骨となっても元のところにかかっているのであった。 Mysteriously or accidentally, when it was thrown ont…

くろん坊:岡本 綺堂(320-363)/468

見るとこの始末で、黒ん坊はほの暗い夕闇のうちに火のような目をひからせながら、無理無体に娘を引っかかえて行こうとする。 At this disposition, the black boy tries to pull his daughter in the dark dusk, with his fiery eyes open. お杉は栗の大木に…

くろん坊:岡本 綺堂(279-319)/468

別に悪い事をするというわけでもないので、ここらの山家の人々は馴れて怪しまず、彼がのそりとはいって来る姿をみれば、「それ、黒ん坊が来たぞ。」 It's not that I'm doing anything wrong, so the people of the mountain family here aren't suspicious,…

くろん坊:岡本 綺堂(226-278)/468

そのころには夜もすっかり明け放れていたので、叔父は再び注意してあたりを見まわすと、道の一方につづいている谷は、きのうの夕方に見たよりも更に大きく深かった。 By that time, the night had been completely dawned, so my uncle looked around again …

くろん坊:岡本 綺堂(178-225)/468

その声はさのみ高くもないのであるが、深夜の山中、あたりが物凄いほど寂寞としているので、その声が耳に近づいてからからと聞えるのである。 The voice is not so high, but in the mountains at midnight, the area is so lonely that I can hear it only …

くろん坊:岡本 綺堂(138-177)/468

叔父は承知して泊ることになった。 My uncle knew that he would stay. 寝るときに僧は雨戸をあけて表をうかがった。 When he went to bed, the monk opened the shutter and looked at the table. 今夜は真っ暗で星ひとつ見えないと言った。 He said it was…

くろん坊:岡本 綺堂(81-137)/468

しかも鎌倉の名刹で十六年の修業を積みながら、たとい故郷とはいえ、若い身空でこんな山奥に引籠っているのは、何かの子細がなくてはならないと叔父は想像した。 Moreover, while accumulating 16 years of training in a famous temple in Kamakura, my unc…